小動物(犬・猫・うさぎ・フェレット・モルモット・ハムスター・小鳥など)の診療時間など

予防1(犬編)狂犬病

動物の病気と健康のページの第1回のテーマ「予防の第一歩は衛生的な生活環境」でお伝えしたように、病気を防ぐ(予防)には生活環境を衛生的に整えることがまず大切です。

それでも、第2回のテーマ「健康を損なう微小な外敵」でお話しした、
外敵(ウイルス、細菌、カビ(真菌)、原虫、寄生虫等)から動物を守るためには、
それだけでは十分ではありません。

今回、犬に対しての予防を何回かにわけてお伝えしたいと思います。
まずは狂犬病予防です。
狂犬病はウイルスの病気ですが、防御として狂犬病ワクチンがあります。

※ ワクチンというものは、無毒化(不活化)した病原体(抗原)を体内へ接種(注射)して、
体内で抗体(病原体に対する兵隊さん)を事前に作らせ、
万が一体内へ病原体が侵入したときの防御を備えておくものです。

狂犬病ワクチンは狂犬病予防法で飼い犬には接種が義務づけられています。
狂犬病は、日本では1956年以降国内では発生はありませんが、
ヒトにも感染する(人畜共通感染症)ウイルスで、
発症後の死亡率はほぼ100%であるので、怖いウイルスです。
隣国では狂犬病が発生しているため、いつ日本に上陸してきてもおかしくないと言われています。
口蹄疫ウイルスも2000年に約92年ぶりに国内発生したことを考えると、
ないことありきではなく、ありうることとして対応することが大切です。

伝播様式が異なるにしろ、
ヒトの新型インフルエンザウイルス(A/H1N1)に対する防御として世界中が混乱したこと、
宮崎県中心に発生した口蹄疫ウイルスの排除の困難さは記憶に新しいですが、
外敵のなかでもウイルスは防御に細心の注意を心がけなければなりません。

現在、狂犬病ワクチンの接種率は登録している犬で約75%(厚生労働省報告より)、
未登録犬も含めた接種率は約40%(ペットフード協会調査より算出)と言われ、
流行を防ぐために必要とされる接種率70%(WHOガイドラインより)を現実下回っています。

新型インフルエンザウイルス、口蹄疫ウイルスの混乱を目の当たりにし、
ウイルスの怖さをわかっている飼い主様には飼い犬への狂犬病ワクチンの接種をお願い致します。

飼い犬の役所への登録も飼い主様の義務です。
役所に登録すると役所から狂犬病予防注射実施についてのお知らせが春先に届きます。
各自治体により実施方法は異なりますが、
大田区では4月中旬に狂犬病予防定期集合注射実施会場で接種できます。

当院は大田区の狂犬病予防定期集合注射実施会場となっています。
狂犬病注射は年度ごとに区切られ、1年1回の接種が必要です。
3月初旬から新しい年度の接種ができます。また、注射は1年中できます。

大田区の犬に関する届出の詳細(大田区ホームページ)

大田区の狂犬病予防定期集合注射 についての詳細(大田区ホームページ)

ナイル笑顔

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