予防3(犬、猫編)フィラリア症
フィラリアとは蚊から伝染する寄生虫です。
フィラリアに感染すると血管内に入り込み、最終的に肺動脈や心臓に寄生します。
フィラリア症は犬への感染症としてよく知られていますが、
猫への感染症としても近年関心が高まっています。
フィラリア症にならないための予防薬が確立されています。
フィラリア症の予防薬はフィラリア虫の感染自体を予防するのではなく、
体内にいるフィラリア子虫を心臓に移動する前に駆除する薬です。
そのため、薬を飲み始める前には血液検査をして感染がないことを確認して投薬をはじめます。
フィラリア感染しているところに投薬をすると、
時に死んだフィラリア虫が心臓や肺につまることがあるからです。
駆除薬という特性上、
「蚊の発生1カ月後」から「蚊を見なくなって1カ月後」まで
毎月1回の投薬が大切です。
当院地域の予防投薬期間は5月から12月までとなっています。
都内ではフィラリア症は少なくなりましたが、
血管内に寄生する寄生虫ですので感染すると重篤な症状を引き起こします。
フィラリア虫が心臓に寄生することでの心臓疾患、
肺動脈寄生から肺栓塞症からの咳症状や腹水などを引き起こします。
フィラリア症にならないためには決められた期間きちんと投薬を続けることが大切です。
当院では犬へのフィラリア予防薬として主にチュアブルタイプを採用しています。
消化管内線虫駆除剤も含まれていますのでいわゆる「虫下し」の効果もあります。
犬種、年齢時期によって他の予防薬を使うこともあります。
詳しくは犬のフィラリア症の予防(投薬)(DSファーマアニマルヘルス)へ
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