予防4(犬、猫編)ノミ・ダニ
ノミ・ダニについてのお話です。
ノミは昆虫網、ダニはクモ網です。似たもののようですが少し違います。
ノミは蚊と同じ昆虫網なので気温が13℃を下回ると活動が落ちてしまいますが、
ダニはクモと同じで寒くても動けるものがいます。
当院周囲地域ではノミは蚊の活動時期と同じ4月から11月の感染が多くなります。
ただ、室内は暖かい環境が保たれているのでこの期間以外でも発生がみられます。
犬、猫に寄生するのはどちらもネコノミが多いです。
ダニの活動時期は種類によって違ってきます。 寒くても活動できるものもいます。
ノミの寄生による病害はわずかなノミの寄生でも起こるアレルギー性皮膚炎や
ノミを口から食べることで感染する瓜実条虫症などがあります。
この2つとも当院でも確認されています。
ダニ、特にマダニによる病害は貧血やアレルギー性皮膚炎があり、
マダニによる病原体媒介としてのバベシア症などがあります。
特にバベシア症は貧血と黄疸を起こし、治療もたいへんになります。
関東での発病は少ないですが、西日本ではよくみられます。
山口県でバベシア症の犬の治療をおこなってきた私としては、
かかると怖い病気なので予防駆除をお勧めしています。
当院ではノミには2カ月、ダニには1カ月効果のある滴下剤を採用しています。 ダニによる病気の怖さを知っているので1カ月1回の滴下をお勧めしています。
また、寒くても活動できるダニのために通年予防駆除をお勧めしています。
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