うさぎの食欲不振、食べない
うさぎが食欲不振、食べない、飲まないということで来院することは多いです。
今までよく食べていたのに急に食べなくなり、じっとして元気がないということで来院されます。
この写真はじっとしていますが、リラックスしてゆっくりしている状態です。
この写真は食欲がなく、一般状態が悪くじっとしている姿勢です。
背中を丸めて、動けないような感じです。
このような状態の時はお腹が痛く動けない状態で病気です。
すぐに治療が必要です。
レントゲン検査をすると胃停滞、胃腸内ガスの産生によりお腹が張って痛くなっている場合が多いです。
結果じっとうずくまっている状態になります。うっ滞とも言われます。
胃拡張胃停滞のレントゲン写真
盲腸ガスのレントゲン写真
胃腸の消化管の問題で食べなくなっている場合は早急に治療をする必要があります。
胃腸の運動の低下の状態により治療を決めていきます。
また、うさぎの場合は歯の問題で食べれなくなっている場合も多いです。
うさぎの歯の病気を参照してください。
食べれないことに続き胃腸の動きがなくなり消化管ガスの産生が起こり、
結果胃腸の問題も併発することも多いです。
胃腸の動きに影響する場合は換毛期に多く発生する傾向があります。
換毛期には毛の排泄をうながす食事やサプリメントを添加するといいと思います。
毛球症(うさぎ)を参照してください。
急な食べない症状でなく、徐々に食べない場合は、
一般にペレット(ラビットフード)、牧草、野菜の順に食べなくなります。
糞の大きさも小さくなっていることが多いです。
短毛の子長毛の子などその子その子で食欲不振食べない症状は違ってきます。
食べないじっとしているなどの場合は早めに診察を受けてください。